
日本塩ソムリエ協会ブログ
Enjoy Salt Life.
2013 / 09 «« ■ »» |
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日本塩ソムリエ協会ブログへようこそ!
当協会は塩の正しい知識の普及・啓蒙活動、検定事業等を実施しています。 このブログでは、当協会の活動情報をはじめ、塩に関する様々な情報を発信して行きます。
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2011/12/07 :: 土佐の製塩業者訪問〜その1〜
先日(11月16日)、高知県にある製塩所を数件訪問してきました。朝7時、天気は快晴、「さあ行くぞ!」と、神戸をレンタカーて出発、一路高知へ・・・
しかし、市内の高速道路は渋滞・・・出鼻をくじかれてしまいました(泣)
明石海峡大橋、鳴門大橋を経て四国に入り、高知市内までは約4時間、そこから西へさらに2時間以上、目指す幡多郡黒潮町へは長い道のりでした・・・(遠い目)
ここ黒潮町付近には、比較的小規模な製塩所が固まっており、今回レポートする企業組合ソルトビーさんもその中のひとつです。
!!$img1!!
訪問して最初に目に飛び込んだのは、壮大なスケールの太平洋!
製塩所の目の前には黒潮の絶景が広がっていました。ここでは目の前の海から海水を汲み上げ、完全天日干しで塩を作っているのです。
!!$img2!!
会社形態ではなく企業組合という形で運営されており、4人の出資者がオーナーとなっています。
その昔、アメリカ西部開拓時代に、女性達が仕事の合間に集まりおしゃべりをしながらパッチワークを作っていた、そのかしましい様がミツバチに例えられキルトビーと呼ばれたそうで…
4人の女性オーナー達とスタッフが寄ってワイワイガヤガヤと井戸端会議をしながら塩作りをしていきたいという想いから、それに因み「ソルトビー」と名付けられたそうです。
その4人のオーナーの中から今回は、西村由美子さんにお話しを伺うことが出来ました。写真左側、茶色のエプロンをつけておられるのが西村さん、そして右側の女性がスタッフの中島さんです。写真写りそのまま、優しく素敵な方々で、不躾な訪問にも関わらず親切丁寧にご案内くださいました。
!!$img3!!
塩作りは、海水を汲み上げることから始まります。
製塩所と目の前の海はホースで結ばれており、ポンプで汲み上げることができます。
汲み上げた海水は、一旦貯蔵タンクに貯められた後、木とネットで作られた採かん装置内を循環させ、濃縮します。
かん水が海水の5~6倍の濃度になると、結晶化させるためのビニルハウスへ移され、太陽熱を利用して徐々に水分を蒸発させます。
ここで完全に干しきらず、水分が少し残った状態で布袋へ入れ、脱水するのがポイント!
完全に干しきってしまうと辛くなり過ぎるらしく、こうすることで甘くまろやかな味わいを実現しておられるそうです。(本当に、塩なのに辛みがまろやかで奥に甘味を感じるんです!)
この地域では、5軒の製塩所が車で10分圏内に集まっていて、目の前にある同じ海から同じ海水を汲み上げ、殆ど同じ製法(完全天日干し)で製塩しているにも関わらず、それぞれの出来上がった塩の味が違うことに疑問を抱いていたのですが…なるほどこういった細かな拘りによってその「味」が作られていたんですね!いやぁ〜奥が深い!
因みに、この施設の中は、夏場には50度近くまで室温が上がるそうで…
塩作りが過酷な重労働だということを、改めて認識しました。
逆に、冬場は天日干しに必要不可欠なお日様の力が弱い為、製塩に夏場の倍以上の時間(2〜3ヶ月)を要します。
生産量は年間約4トン。地元のコンビニなどに卸しているほか、ネット販売も行っていますが、冬場は生産が追い付かないのが悩みの種だそうです。
企業組合 ソルトビー
〒789-1716
高知県幡多郡黒潮町熊野浦90-4
TEL/FAX:0880-55-2040
ソルトビーさんのホームページ内で製造方法の詳細が掲載されています。
こちらをご覧いただければ、さらに詳細な製造工程がわかると思いますので、是非!
ソルトビーさん、お忙しい中ご協力頂き、本当にありがとうございました!
今回は、残念ながら他のオーナー様やスタッフの皆様全員にお目にかかることは叶いませんでしたが、勝手ながらまた近く訪問させて頂きたいと考えておりますので、その際はどうぞ宜しくお願い申し上げます。
先日(11月16日)、高知県にある製塩所を数件訪問してきました。朝7時、天気は快晴、「さあ行くぞ!」と、神戸をレンタカーて出発、一路高知へ・・・
しかし、市内の高速道路は渋滞・・・出鼻をくじかれてしまいました(泣)
明石海峡大橋、鳴門大橋を経て四国に入り、高知市内までは約4時間、そこから西へさらに2時間以上、目指す幡多郡黒潮町へは長い道のりでした・・・(遠い目)
ここ黒潮町付近には、比較的小規模な製塩所が固まっており、今回レポートする企業組合ソルトビーさんもその中のひとつです。
!!$img1!!
訪問して最初に目に飛び込んだのは、壮大なスケールの太平洋!
製塩所の目の前には黒潮の絶景が広がっていました。ここでは目の前の海から海水を汲み上げ、完全天日干しで塩を作っているのです。
!!$img2!!
会社形態ではなく企業組合という形で運営されており、4人の出資者がオーナーとなっています。
その昔、アメリカ西部開拓時代に、女性達が仕事の合間に集まりおしゃべりをしながらパッチワークを作っていた、そのかしましい様がミツバチに例えられキルトビーと呼ばれたそうで…
4人の女性オーナー達とスタッフが寄ってワイワイガヤガヤと井戸端会議をしながら塩作りをしていきたいという想いから、それに因み「ソルトビー」と名付けられたそうです。
その4人のオーナーの中から今回は、西村由美子さんにお話しを伺うことが出来ました。写真左側、茶色のエプロンをつけておられるのが西村さん、そして右側の女性がスタッフの中島さんです。写真写りそのまま、優しく素敵な方々で、不躾な訪問にも関わらず親切丁寧にご案内くださいました。
!!$img3!!
塩作りは、海水を汲み上げることから始まります。
製塩所と目の前の海はホースで結ばれており、ポンプで汲み上げることができます。
汲み上げた海水は、一旦貯蔵タンクに貯められた後、木とネットで作られた採かん装置内を循環させ、濃縮します。
かん水が海水の5~6倍の濃度になると、結晶化させるためのビニルハウスへ移され、太陽熱を利用して徐々に水分を蒸発させます。
ここで完全に干しきらず、水分が少し残った状態で布袋へ入れ、脱水するのがポイント!
完全に干しきってしまうと辛くなり過ぎるらしく、こうすることで甘くまろやかな味わいを実現しておられるそうです。(本当に、塩なのに辛みがまろやかで奥に甘味を感じるんです!)
この地域では、5軒の製塩所が車で10分圏内に集まっていて、目の前にある同じ海から同じ海水を汲み上げ、殆ど同じ製法(完全天日干し)で製塩しているにも関わらず、それぞれの出来上がった塩の味が違うことに疑問を抱いていたのですが…なるほどこういった細かな拘りによってその「味」が作られていたんですね!いやぁ〜奥が深い!
因みに、この施設の中は、夏場には50度近くまで室温が上がるそうで…
塩作りが過酷な重労働だということを、改めて認識しました。
逆に、冬場は天日干しに必要不可欠なお日様の力が弱い為、製塩に夏場の倍以上の時間(2〜3ヶ月)を要します。
生産量は年間約4トン。地元のコンビニなどに卸しているほか、ネット販売も行っていますが、冬場は生産が追い付かないのが悩みの種だそうです。
企業組合 ソルトビー
〒789-1716
高知県幡多郡黒潮町熊野浦90-4
TEL/FAX:0880-55-2040
ソルトビーさんのホームページ内で製造方法の詳細が掲載されています。
こちらをご覧いただければ、さらに詳細な製造工程がわかると思いますので、是非!
ソルトビーさん、お忙しい中ご協力頂き、本当にありがとうございました!
今回は、残念ながら他のオーナー様やスタッフの皆様全員にお目にかかることは叶いませんでしたが、勝手ながらまた近く訪問させて頂きたいと考えておりますので、その際はどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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【秋の講座開催が決定!!!】edit
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■ Re:灯りでつながる夜
└ 40カラット at 2012/01/30 21:54:17
└ 塩で喝! at 2012/01/31 1:17:58
└ たかfromCHICAGO at 2012/01/31 7:15:38
└ 岩塩大好き at 2012/01/31 19:22:26
└ 本日、誕生日 at 2012/01/31 21:58:23
└ 辻 公巳子 at 2012/02/01 11:16:34
└ 辻 公巳子 at 2012/02/01 11:19:20
└ 辻 公巳子 at 2012/02/01 11:21:45
└ 辻 公巳子 at 2012/02/01 11:28:27
└ 辻 公巳子 at 2012/02/01 11:36:29
└ sachiko at 2012/02/01 21:26:16
└ 辻 公巳子 at 2012/02/02 10:00:24
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■ Re:しおサイダー
└ Rosanna at 2011/12/08 15:05:31
└ りとる at 2012/01/22 11:04:46
└ 事務局スタッフ 吉川 at 2012/01/31 14:12:21
└ Rosanna at 2011/12/08 15:05:31
└ りとる at 2012/01/22 11:04:46
└ 事務局スタッフ 吉川 at 2012/01/31 14:12:21
■ Re:お料理番組で...
└ 塩で喝! at 2011/11/28 21:22:46
└ 岩塩ラブキッズ at 2011/11/28 21:50:05
└ 辻 公巳子 at 2011/12/07 12:31:24
└ 辻 公巳子 at 2011/12/07 12:40:26
└ 塩で喝! at 2011/11/28 21:22:46
└ 岩塩ラブキッズ at 2011/11/28 21:50:05
└ 辻 公巳子 at 2011/12/07 12:31:24
└ 辻 公巳子 at 2011/12/07 12:40:26
2013/04/26
【塩味がする野菜を見つけました!!!】
[協会情報]
いよいよGWの連休に入りますが、皆様はどのようにお過ごしでしょうか?
家族や友人・気の合う人々とのワイワイ楽しいひと時は、唯一、贅沢な時間の過ごし方ですよね。時間を大切に使い、リフレッシュをして次への原動力へと導きましょう。
さて、先日『地産地消』のお店で人気ある食材を見つけました。
『アイスプラント』といいます。

高級食材として注目を浴びている新野菜。葉や茎が氷の結晶のように美しいので「アイスプラント」と名前がつけられました。シャキシャキした食感の茎がほんのり塩味でクセのない味。アフリカを原産とする多肉植物で、サボテンの仲間です。塩味のする野菜ですから、塩分過多になるのではないかという心配があるかもしれませんが、カリウムが豊富であるため塩分を排出してくれるはたらきがあります。
また、栄養素としてはカロテンを豊富に含むほか、中性脂肪の増加をおさえるミオイノシトール、血糖値を下げてくれるピニトールなど、他の野菜にはない貴重な栄養成分を含んでいるため、メタボリックシンドロームや生活習慣病予防に役立つ野菜として注目されていますよ。
食べ方は、生のままサラダ・サンドウィッチ・魚・肉料理のつけあわせ。そして天ぷらにもOKですね。子供たちにも非常に人気があります。
新鮮な緑の色合いがとてもきれいですので、プチトマトと一緒に魚のムニエルのつけあわせに今晩の夕食に使いたいと思います。 是非、一度試してみてくださいね。
※(社)日本塩ソムリエ協会、GWのお休みは、4月27日(土)〜4月29日(火) そして 5月3日(金)〜5月6日(月) です。
Kumiko Tsuji 記
家族や友人・気の合う人々とのワイワイ楽しいひと時は、唯一、贅沢な時間の過ごし方ですよね。時間を大切に使い、リフレッシュをして次への原動力へと導きましょう。
さて、先日『地産地消』のお店で人気ある食材を見つけました。
『アイスプラント』といいます。

高級食材として注目を浴びている新野菜。葉や茎が氷の結晶のように美しいので「アイスプラント」と名前がつけられました。シャキシャキした食感の茎がほんのり塩味でクセのない味。アフリカを原産とする多肉植物で、サボテンの仲間です。塩味のする野菜ですから、塩分過多になるのではないかという心配があるかもしれませんが、カリウムが豊富であるため塩分を排出してくれるはたらきがあります。
また、栄養素としてはカロテンを豊富に含むほか、中性脂肪の増加をおさえるミオイノシトール、血糖値を下げてくれるピニトールなど、他の野菜にはない貴重な栄養成分を含んでいるため、メタボリックシンドロームや生活習慣病予防に役立つ野菜として注目されていますよ。
食べ方は、生のままサラダ・サンドウィッチ・魚・肉料理のつけあわせ。そして天ぷらにもOKですね。子供たちにも非常に人気があります。
新鮮な緑の色合いがとてもきれいですので、プチトマトと一緒に魚のムニエルのつけあわせに今晩の夕食に使いたいと思います。 是非、一度試してみてくださいね。
※(社)日本塩ソムリエ協会、GWのお休みは、4月27日(土)〜4月29日(火) そして 5月3日(金)〜5月6日(月) です。
Kumiko Tsuji 記
posted at 2013/04/26 17:12:09
lastupdate at 2013/05/20 16:43:25
【修正】
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